作词 : Euchaeta作曲 : Euchaeta旅に出たのが遅すぎたのか北への船はもう来ないようだ道は続くが少し疲れた、感覚のない脚がもつれて倒れた祈りを呟き震える灯火力なき腕に薄れゆく命常冬の国のまだ見えぬ海をこんなにも焦がれるならば心など凍らせてしまえ僕には熱すぎて手を焼くような眩しい光だ進んでも進んでも明けぬ獄夜が全て覆い尽くしてしまえば人は毛皮を持たないのかと通りすがりの熊の目が笑う犬の背中に体を預け雪の海原を流されてゆく遠い北極は遠い戻るには遅い戻る意味もない君がもういないオーロラを仰ぐ胸はまだ動くこんなにも痛むのならば涙など凍らせてしまえ僕らを抱きしめて弄ぶような激しい炎だ消えてゆく星の跡を追い いつかは全てを取り戻してしまうだろうどうか心など凍らせてしまえ僕には熱すぎて手を焼くような眩しい光だ進んでも進んでも明けぬ極夜が全て覆い尽くしてしまえばここは北の陸の果て楽園を追われ長い道を経て辿り着く景色白い息を吐く白い指を見るこんなにも静かな夜だ心など凍らせてしまえ僕には熱すぎて手を焼くような激しい願いだ溢れ出す想い出がやがて世界の全てを焼き尽くしてしまうだろうどうか心まで凍らせてしまえ僕らが共に往く最後の旅ももう終わりだ進んでも進んでも明けぬ極夜で全て覆い尽くしてしまおうどうか全てを凍らせてしまえ 嗚呼