作词:酒井参輝作曲:酒井参輝ただ生きるだけでどれ程傷付き痛みを抱えようとも朱い情は枯れた 溢れ吹き出すは手垢に塗れた人間色彼岸 此岸彼方 此方べたりべたり伸びては撫で回して愛でたつもり…腕の群れ畝る舌を絡ませて津液で湿らせたとてそこに爪を立てて掻き乱す所詮は振り剥き出しの激情はただ指が触れただけで叫び散らす程に痛く然れど尚、弄られて嗚咽混じりの涙を垂らして 取り繕う歪生の有様死に至る程に獅噛み付いていた 頗る不味い継ぎ接ぎだらけの隙間から漏れる私生は侭の形が見えぬ程 酷く醜い枷の糸を切れば形成さぬ私剥き出しの執着はただ幼心の想が見た儚さ 人間の夢然れど尚、晒け出して嘲笑になぶりられて身悶える 取り繕う歪死の有様剥き出しの命はもう風穴だらけ 痛みを叫べど声に成らず然れど尚、泣き濡らして己が命の意味を求めては静寂の中痛む無の有様歪は何時しか有りの侭の私に成り代わって歪はその綻びも愛し 私を殺す