作词/作曲:酒井参輝一つ、二つ、三つ、四つと終わる事の無い始まりぽたり ぽたり 滴る其れを数えつつも見て見ぬ振り幾千、幾万、幾億になり始まる事の無い終わりへぽたり ぽたり 滴る其れは数え切れず右往左往放し飼いの罵詈雑言が捩じ込んだ種で孕む疼き喰い破り這い出した其れを抱けど其処に愛はあるか?此岸は黒い雨模様の中ずぶ濡れで嗤う人間の群れ晴れ間に架かる黒い虹に喝采悍ましく咲いた彼岸花無垢が犯され斑に広がり滲んで面影も唯の黒あの頃はどんな顔で其れを見ている?嗚呼 兎角染みが底無き穴の口広げ やんやと囃し奉る両の目を引ん剝いて焼き付けた其の色は「白」か「黒」か「極彩」かさぁ、何色に見える?流れる時の水鏡に映る面は皆と同じく嗤う揺らめいた刹那に見せた面は見覚えのある涙化粧無垢と染みとの境に蠢く魍魎 面影が見え隠れ「生き抜く事」と「生き存える事」の差嗚呼 産まれ生きて死に行く事の意味が欲しいのなら…「この指止まれ」両の目を引ん剝いて焼き付けた其の現己が命 影絵芝居さぁ、何が見える?