作词: 酒井参輝作曲: 酒井参輝何時の間にやら此処に堕とされ溺れかけの命を抱きかかえて生温い手に引かれて ただ列を成し歩むだけ生を拒めば罪 死に抗えば罰牛と馬の番が手綱握る獄の門が今 その口を開く「おかえりなさい」その声が突き刺さりちらついた面影私に良く似た私とは非なる私を成した罪の箱見境無き悪食また誰かの罪を一つ貪り現で苟且の罰を受ける私の罪は誰が喰らうか気が付けばまた此処に堕とされ 堂々巡り「転生輪廻」望まぬ命と嘆き ただ列を成し歩むだけ名も知らぬ種一つ膨れ弾けた怨みの落とし子獄の火に焼べた命 誰の罪を唾吐く篝火次に私に捩じ込まれるのは「何時」の「何処」の「何方」の「何」か?見境無き悪食廻り廻る 巡り巡る罪と罰に生かされた飼殺し故餌に媚び諂う絶え間の無い既視感に襲われ 何処かで見た何時かを彷徨う賽の河原で積み重ねてきたその石を自ら蹴散らせるか生き疲れただろう…死に疲れただろう…己を殺し疲れただろう…それでもまだ誰が為に生きて死んで己を殺し続けるか