はらりはらり桜舞う 遠い遠い月見惚れ永劫回帰の檻の外 未だ遠くがなるがなる民草葉 溢れ溢れ行交えば遅疑逡巡も必然の 息も詰まる十八時もう直ぐは既に過去 切なさは捨て置いて東奔唖々東奔 唖々西走唖々西走万象が揺れ動く 刹那すら追い越して春宵唖々春宵 其の一刻駆け抜ける変わりゆく世の中で止まる事無かれ 遣る瀬無い花の浦霞吹き抜けた花びらの嵐さえも 抜き去り駆けた心夢見る路の果て泡沫の日々が 蜃気楼の中に消えてく動きを止めない夜明けにふわり飛び乗った行遅れた人はただ流れされゆく 梅花藻のように暗示された其の終わり 建前の裏側は軽佻唖々軽佻 唖々浮薄唖々浮薄万人が揺れ動く 刹那のまた刹那に周章唖々周章 只狼狽した瞳変わらない世の中で止まること無かれ 現し世は儚い幻燈過ぎ去った時代の思い出さえも 消し去り想う願い夢見る路の果て泡沫の日々が 眩しい朝日に溶けていく動き始めてる夜明けに一歩踏み出した 唖々